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ふと気づけば、数年経って、結婚をし引っ越しをし、母のいない毎日に時々涙をこぼしながら毎日を生きている。
実家にいたときよりもまわりが静かで(旦那は自宅でコツコツ仕事をしていることが多い。)自分のことについて顧みることが多くなった。
だんだん気付き始めたのは、人間努力してもしなくても、多分人生の道ってそこまで変わらないんじゃない?ってこと。
努力を結構した人生だった。途中まで。でも努力しただけ自分の思い通りにいくわけではなかった。中学受験、大学受験共に第一志望ではなかった。いわゆるトップ私大に入られないことがわかったときに、私は自分の人生で努力をすることをある程度やめることにした。
大学では課題提出などをしっかりやるも、努力をすごいしたか?というとそうでもなかった。バイトでは馬車馬のように働かされた。それも努力というよりは、そうする運命だったのかな?というようにあれよあれよと塾講師として集団授業の講師にあけくれた。よく遊んだ。ただし、遊びを知らない人々と笑高校生でできなかった、青春再放送。
シュウカツも努力はそこまでしなかった。しかし、あれよあれよと入りたい企業ばかり選考に進み、バンバン内定がとれた。
努力しない方がいっそ良い運気を引き寄せている気がする。というか、努力を必死にしているときって、競争させられてるからか、卑屈な自分になっちゃう。
ネガティブでいるとネガティブな人生になっちゃう。
悪口言わない、とか、まわりに愛をもって接するとか、大学の周りの子は全員できてた。そのため、大学全体にすごいステキな雰囲気が作られてた。
そこで培った心を持って生きると、不思議とネガティブな人生にならない。何かに失敗しても、悔やむより、まずフォロー、次に受け入れること。そのあと、今後のことだけ考える。悔やまない。
そんなことできるのかな?って思ってたけど、できます。そうすると、人生のステップが上がった気がします。邪念から解き放たれるから?かな。
そして今、色々悲しいことはあったけど、世の中の人が羨むような人と羨むような場所で暮らしている。夢のようなしかし夢ではないできごと。たしかに、思い描いた幸せが近づいてきている。
ここまで、成功体験を書いたように思われるかもしれないが、暗い人生からここまでこれたのは、思考方法の変革があったからだと思う。